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キロクのブログ

変わりゆく風景やものを単なる私的思い入れで記録中。意外とのんびりしてられない。

ニコライ堂@御茶ノ水

御茶ノ水のシンボル的なレトロ建築、ニコライ堂。
近代的なビルとの対比もすごくて、ここだけちょっと異空間。正式名称は「東京復活大聖堂教会」で、ギリシャ正教とも呼ばれる「正教会」だそう。

名前も建築もロシアっぽいのでロシア正教会かと思ったら、違うんですね、失礼しました!建立に当たった伝道師の方(亜使徒聖ニコライ)がロシアから来た方だとか。
おそらく、ニコライ堂にはこうした質問が多数寄せられるのでしょう。現地でとんちんかんな質問をしてしまう前に一読しておいてよかった、な記事がありました。

kliment.cocolog-nifty.com

歴史の授業でキリスト教が色々分れた時の頃のことは多少やった気がするけど、事情が複雑すぎるのと、島国に居るとピンと来ないのと、個人的に文系科目の時間は英気を養う時間だったので、本当に無知ですみません。

普段よく見かける十字架と違う気が。これは一体・・

お馴染みの十字架は、ラテン十字。ここに来るまでほとんど見たことがなかったであろう(記憶にすらない)この十字架は「八端十字架」というらしく、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、ブルガリア、セルビアなどのスラブ系の教会でよく使われているそう。

ラテン十字架に上と下1本ずつ加えた形で、上1本は福音書に記載されている罪状書きを、下1本は足台を表しているという結構酷な話。

張りつけた罪人が、釘だけでズリ落ちて窒息死するのを防ぎ、苦しみを長引かせるために設けられたものだとか。イイスス・ハリストスが張りつけられた日、既に左右に泥棒か張りつけられていて、イイススの左側(こちらから見ると右)の罪人はイイススを罵り、右側(こちらから見ると左)の罪人は主にひたすら願い事。右側(左)の罪人は天国に行ったので、そちら側が上がっている、そういう仕様だそうです。

13:00から中を見学できました。撮影は不可。 

いくつかマナーがあるものの(帽子を取るとか、飲食しないとか、祈ってる人の邪魔にならないようにとか)、拝み方とか知らなくても大丈夫。せっかく来たので拝み方をお聞きしたら、十字の切り方が、よくサッカー選手がやってるのと逆??違いますか?

上→下→左→右

拝観料として、大人1人300円、灯明(←って言わないよね??、つまりロウソク)をいただけます。

ちなみに歴史はこんな感じ。

  • 1891年に竣工。同年3月8日に主イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)の復活を記憶する復活大聖堂として成聖。
  • 1912年、聖ニコライが永眠。
  • 1917年、ロシア革命によって成立した共産主義政権から、日本の正教会の母教会であるロシア正教会は弾圧の対象となり、日本の正教会は生まれたばかりの状態で母教会からの支援を失う。
  • 1923年、関東大震災。上部ドームは崩落、全体が火災に見舞われて、土台と煉瓦壁のみが残された。
  • 1929年に修復(復興設計者は岡田信一郎)。
  • 第二次世界大戦中:統制が厳しい中、セルギイ府主教は退任を余儀なくされ、特別高等警察により40日間拘留。空襲の被害は免れた。
  • 終戦直後:小聖堂に戦災永眠者の遺骨が散乱するなど荒れていた。
  • 終戦後は、アメリカから主教を迎え、信仰生活を継続。

敷地内にもレトロな建築が。

信者じゃなくても礼拝に参加できるそうなので、詳しくはHPでご確認ください。