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キロクのブログ

変わりゆく風景やものを単なる私的思い入れで記録中。意外とのんびりしてられない。

[マカオ]世界遺産巡り(2) 聖オーガスティン教会→ドン・ペドロ5世劇場→ロバート・ホー・トン図書館

世界遺産じゃなくとも見てて面白い町並み。民政総署の横道に入ると、この光景。パステルカラーのポルトガルっぽい建物の隣には、古い集合住宅。マカオは西洋と東洋の文化が入り混じり・・と聞いていたけど、こんなに細かく入り混じっていたとは。

世界遺産も生活の場に入り混じっています。
もっと特別な扱いをされていたり、ある程度の”空間的余白”をもって存在するイメージだったんだけど、これほど見る人を身構えさせない世界遺産ってあるかなーというくらい、マカオの世界遺産は庶民の暮らしと隣り合わせです。

 密集した集合住宅の谷間の坂道を上がっていくと、

またこういう光景。

ポルトガルっぽい建物の裏は古い集合住宅。前者はきれいにお化粧していて、後者は生活感たっぷり。タオルや白いパンツが干してあったりね(笑)。世界遺産に辿り着く道すがらも十分楽しめますが、「言われないと、どれが世界遺産だかさっぱりわからない」とも言えるかも。

 

聖オーガスティン教会(聖奧斯定教堂、Igreja de Santo Agostinho)

1586年スペインから来たオーガスティン派の修道士達が神学校として創設、その頃は木造で、雨が降るたびシュロの葉で教会部分の屋根を覆うなどしていたとか。

1591年に現在の広場にある場所に移設。
現在私達が見ている建物は1874年に再建されたものだそう。
(1874年=日本では明治7年、台湾出兵を決定した頃。)

マカオで初めて英語による説教が行われた教会でもあり、イースターのときには、キリスト像を掲げた信者たちの巡行の出発点になるのだそう。

教会の中は無料で見学できるみたいですが、入っていいのかわからず(ウェルカムボードとかもなかった)、建物だけ見てスルー。

世界遺産に指定されているのは建物だけど、広場もいい感じ。

のんびりと読書するおじさんも絵になってます(おじさんは本物で、置物じゃないです)。気候はアジアっぽく湿気があるんだけど、目に入って来るものは西洋。ちょっと不思議な感じ。

 

ドン・ペドロ5世劇場(崗頂劇院、Teatro D. Pedro V)

まず、ドン・ペドロ5世って誰?という話から。1860年頃のポルトガルの国王です。

記念されてほどの人なのにポルトガルの歴史を見ても名前が出てこなくて、一体何をした人かわからず、ググってみたら、「極めて熱心にポルトガルのインフラストラクチャーの近代化に取り組み、道路・電信・鉄道の整備や公衆衛生の改善に努めた(Wikipediaより)」とのこと。どこかと闘ったとかじゃなくて、こうした地味でも大事な部分の整備に取り組んだ人だったのですね。

この国王を記念して、アジア初の西洋式の劇場にして上流階級の社交場として建設したそう。中は入れるのかわからない雰囲気でした。コンサートホールにもなってるので、チケット買えば入れるのかも?

場所は、聖オーガスティン教会の前にあるモスグリーンの建物なので、すぐわかります。

 

ロバート・ホー・トン図書館(何東圖書館, Biblioteca Sir Robert Ho Tung)

写真、右側の黄色い建物が図書館。正面の緑の建物は修道院。
修道院は世界遺産じゃないけど、こうしてくっついて建ってると、世界遺産とそうでないものの差がやっぱりよくわからない(少なくとも見た目では)。

図書館として開館したのは1958年ですが、建設されたのは1894年以前とか。もともとポルトガル人の邸宅だったものを、1918年に香港の大富豪:ロバート・ホー・トン卿が購入し別荘として使用、それをマカオ政府に公立図書館として寄贈したとか。

どれだけお金持ちだったんだろうとクラクラするけど、クラクラする邸宅はこれからも登場します!

ちなみに、聖オーガスティン広場を入って右側にあるレモンイエローの建物なので、これもすぐわかります。これだけ隣接していると、30か所、本当にまわれそうな気がしてきます。

ただ、ホントに暑いですよ、11月でも(笑)。