キロクのブログ

変わりゆく風景やものを単なる私的思い入れで記録中。意外とのんびりしてられない。

継承

タイムトラベル(2):たぶん、品川区/1946(昭和21)年

終戦後まもない昭和21年の第二京浜の風景を撮影した写真。こんなに遠くまで見渡せるほど焼かれたんだなあ・・。 だいぶ焼け跡整理が進んできれいになってきたところという感じ。戦争で働き盛りの若い男性達が極端に少なくなってしまった当時の日本では、こう…

失われていく戦争の記録@骨董市にて

神奈川県藤沢市の龍口寺(日蓮宗)の骨董市は毎月第3日曜日。(モノレールの江の島駅のすぐそばです。)ここ数年かなあ、骨董市に行くと出征前に撮った写真や訓練中の写真、軍事郵便などが売られているのを普通に見かけるようになりました。 ご家族のところ…

[本]真実のインパール / 敵国との和解、継承

書籍というより資料と言った方が正しいかもしれない本。昭和19年の戦局が劣勢となった日本には既に物資はなく、輸送ルートも次々と断たれていき、既に現地調達に頼らざるを得なっていた。 「もし途中に村でもあればそこで米を徴収できるだろう」と言われて送…

[本・ドラマ]歸國(2010年・TBS)

終戦ドラマスペシャル(TBS)でも放送された「歸國(きこく)」。「國」は読めたけど、「帰」の旧字体がパッと読めなかった・・・、世代ですねぇ。 「帰国」ではなく、旧字体で「歸國」なのがナントモ重い。たった数十年で、目にする文字もこんなに変わって…

[映画]A Borrowed Life 多桑~ToSan(1994・台湾)

台湾に行ったとき、ご年配の方々からお話を聞かせて頂く機会に恵まれた。日本統治時代が終わったときのこと、国民党時代に入ったときのこと、その後の生活、特に日本語を話せないお子さんへの思い、などなど。ちょうど、その方達のお子さんと同じ世代の私は…

[台湾]日本統治時代の建築(2):糯米橋(南投縣・國姓鄉)

日本統治時代の建築を見ては複雑な気持ちになることがある。当時の日本人のご苦労に思いを巡らせつつも、台湾の人々にとっては「負の遺産」ではないのかとか、再開発する方が楽なんじゃないかとか。日本では古いものを次々壊して新しいビルや高層マンション…

[台湾]日本統治時代の建築(1):阿里山の樹霊塔(嘉義縣・阿里山郷)

日本統治時代の建築のごく一部しか観ていないけれど、中でも特に印象的で、出会えてよかったものの1つ。木の霊を慰めるために建てられた「樹霊塔(シューリンター)」。 当時の日本人は、木々にも人間と同様に「魂」があると考え、大切に切り、大切に運び、…

[映画]ピエロの赤い鼻(2004年・フランス)

横浜の小さな映画館で、随分に前に父と観た映画。父が戦争を知る世代だから、「映画を観に行こう!」とか「何かDVD借りよう」というと、大抵こんな感じのものに・・・。父なりに戦争について、何か伝え、考えてほしいという思いがあったのだと思う。一方で、…